私的石鹸生活のはじまり


1999年9月某日
ただいまベストセラーの例の本を店頭で見つけて購入。
話題性半分、興味半分で差し迫った悩みは私自身なかった。
メーカー勤務の人は辛いかもなぁ〜とか思いながらその夜のうちに一気に読破。
この頃にしては珍しい。(笑)私の使ってるモノが載ってたのもあるのかな?

化粧品の毒性について書かれている本があることはコドモの頃から知っていた。
まともに読んだことはないけれど、そういえば針の先生とかが化粧品は
なるべく使わない方がいいよ〜って言ってたのを聞いたことがあったっけ。
そうこうしてると、次の本を見つけてしまった。

自然流「せっけん」読本。九州の石鹸屋さんの書いた本である。

読んでいて、気になってたことを思い出した。
私の住処のことである。田舎なのだ、しかもとっても。
春先になると貝掘りが盛んだ、アサリをお裾分けでたくさん貰う。
そのアサリがたくさん取れるところが川の水が流れ込む海辺。
山の水でもあるけれど、そういえばココって下水道とかないよなぁ〜・・・
日本海や太平洋と違って海水が入れ替わらなさそうだし塩分が濃いような気もする。
#泳いでて鼻とかに入ると段違いに痛く飲むと塩辛く上がると腕の毛穴が潮を噴いてる(笑)
瀬戸内海なのでおいしいも多いのである。
新聞にも赤潮のこと書いてたなぁ。このまんまで大丈夫なのかなぁ?

人間興味のあるモノには勘が働くのだろうか?また違う本を見つけた。
「だから、せっけんを使う」「続 だから、せっけんを使う」

オンナゴコロ

そういえば、私にも悩みがあった。髪がパサつくのである。
もう15年以上前になるだろうか「美しい髪の水分量は11〜13%」っていうのが流行った頃
近所のスーパーで水分測定器を持った人に駆け寄って行って測って貰ったことがある。

「標準よりずいぶん少ないですね、7.8%ですよ、シャンプーはしっとりタイプですね」

がーん。。。予想はしていたもののコドモながらにショックだった。
一緒にいた友達は理想的な水分量の13%だった。
しかもまっすぐでキレイな髪を誉められていた。<忘れられない

質が変わってしまったのは、いつからだっただろう?
全国的に有名な「クサイ水」のあの場所に引っ越した頃だっただろうか。
お風呂にお湯をはると、プールの匂い(カルキ)がするのである。
たしかそれまで住んでいたところではサラサラの髪だったぞ?

それまで生協の共同購入で買っていたシャンプーを使っていた記憶があるのだが
引っ越し先では生協が近くになかったこともあり、
すごく安く売られていた昔の銭湯の番台で見かけそうな
四角いボトルのピンクのシャンプー黄色のリンスに変わってしまった。
蓋はクルクルと回して空けて、最初先端に穴開けて使うヤツとか。(笑)
母に何度も良くないと直訴したが、家計の状態がよろしくなかったのか、
商品を買いだめした後だったので取り下げられた。

そしてこの7.8%事件?からワタシのシャンプー遍歴が始まるのである。

オヒサマノカヲリ

興味があるとネット上でも色々なモノを検索で探してしまうものである。
洗濯石鹸プレゼントに応募した。見事当たった。
なんか、さいさきいいじゃない?

そしてもう1つ悩みを思い出した。
吹き出物である。皮膚は頑丈に出来ていて何かにかぶれることはなかった。
が、洗浄力の弱いボディシャンプーを使うと体に出来てしまう。
洗い加減が足りないと出てくるのでポツポツと出来やすいところは2度洗い。
化繊の制服を学生時代から長い間着ていた。
これがまた、相性が悪いのである。

冬には便利な「おばシャツ」(ぴったりと肌に密着する化繊の暖かい肌着)
これにもやられてしまうのである。汗を全くかかない寒い時しか着られない。
もしかして良かれと思って多目に入れてた柔軟剤も悪かった?
この後コットン製の物を見つけて買い換えたが。この頃は木綿派なのである。

ワタシにとっての万能薬

そうこうしていたら、もう1つここ1年のトラブルを思い出す。
化粧品の組み合わせによって、荒れることがあったのだ。
どうやらこの美容液の後にこの美容液を付けると駄目だなとか
お手入れ過剰というか贅沢をすると決まってポツポツと・・・安上がり?
その上日焼け止め指数の高いクリームを腕に塗っていて負けた。
家の畳の上でゴロゴロと転がっていたのだが、畳に腹ばいになって
本を読んでいた時に強くこすれた部分にブツブツと出てきてしまった。

今まで肌だけは丈夫がとりえだったのに、トラブルが続くとブルーになる。
髪の乾燥対策に使っていた「オリーブオイル」だけを塗って過ごす。
肌荒れも、腕の発疹もこれ1つで治まってしまった。
コドモの頃から塗ってるからかな?<人によっては負けるらしいです

そういえば、乾燥肌の子がオリーブオイル入りの基礎化粧品をシリーズで
使っていてこれだけは大丈夫とか言ってたな〜とか思いつつ某通販で
毎月届いてたので溜まる一方だった地中海地方のオリーブオイルの石鹸を思い出す。

自分でまず使ってみて、結構いい感触だったので叔母やら知り合いにも配ってみた。
その中にはとんでもない乾燥肌の持ち主もいた。
そして年をとってもなお脂性肌の持ち主と、上手い具合に普通肌もいた。
不思議なことに年齢と肌質を選ばなかった。みな一様にいい具合らしい。正直驚いた。

シャボンダマセッケン

「いい香り」がしないのでイマイチ不満でいつだったか買ったものの
使わず置いてあった無添加石鹸を引っ張り出して使ってみる。
顔も体もこれ1つ。安いし、駄目ならやめればいいし。
トワレとか香水使うのには無香石鹸も便利かな?かなり軽い気持ち。

あれれ?なんだかいい感じじゃない?かなりビックリ。
洗いすぎれば突っ張り、足りなければブツブツ。。。どちらでもない。
シャキっと洗えるのに、特別に何か付けないとって突っ張り感がないのだ。
たしかにいいりは無し。でも、想像以上に泡立ちがクリーミィ。

小鼻のアブラをはがすパックが流行っているが、イマイチワタシには合わない。
なんというのか、ひっついて取れないのだ。
かえってコールドクリームでのマッサージの方が取れる感じ。
ごく最近まで色白になる?黒い石鹸というのを使っていた。
酵素洗顔も好きだったけれど、あまり使うとヒリヒリしてしまうので
肌専用スポンジと美白石鹸でで軽くこすって洗う物理的に落とす方法がお好みだった。
スポンジも無添加石鹸と一緒に使ってみたりもしたのだが
面倒で、ある時せっけんを手のひらで泡立てただけで使ってみた。
あれ?これでも毛穴のヨゴレが取れてる感じ・・・

10年モノで風呂掃除

いただき物の「10年モノ」の無添加石鹸が使われずに家にあるのを思い出した。
さすがに匂いが悪いので(当たり前 (~-~;; )面白がってタイルを洗う。
お風呂に入りながら風呂掃除をすると、液体洗剤がハダカんぼの体に
かからないかってかなりヒヤヒヤしません?触れるとヌルっとするし。
タワシに石鹸をこすり付け壁や床のタイルをガシガシ洗う。キレイになった。
で、上がってからビックリしたのが手がカサカサしないこと。
ただふやけているだけなのである。ハンドクリームもオリーブオイルもいらない。

そうして、いい感触をいだいて興味を持ったワタシは石鹸を買い始める。
もとはといえば、おいしいアサリと魚を食べたかっただけのワタシ。
まだ使い始めて10日ほど。これから勉強なのである。


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