石けん豆知識


このページや、他のホームページでも見る「石けん」や「純石けん」
でも純石けんと、今まで普通に使ったりもらったりした化粧石鹸何がどう違うの?
というわけで「せっけん」や「合成洗剤」に関するワタシの調べた疑問をちょびっとご披露。

・・・石けんって?・・・


脂肪酸ナトリウム または 脂肪酸カリウム が約95パーセント以上の固形のモノを
「純石けん」と呼んでいます。石鹸の包装紙の裏側を見てみましょう。
純石けん分の記載があれば純石けんです。これ以外に記載してないこともありますが
残りは石けんを作る時に出来た成分中の天然のグリセリンなどが含まれたりします。
もともと石けんは「廃油石けん」作りなどのように、ちょっとした知識があれば
小学校の理科の実験などでも作られるほど比較的単純、簡単に作れるモノなのです。
動植物性の油脂と「苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)」「苛性カリ(水酸化カリウム)」
(これは劇薬指定されていますので薬局で購入する際、印鑑も必要です)
を反応させてかくはんさせると鹸化がはじまりやがて固まり石けんになります。
油脂の中の脂肪酸と水酸化ナトリウム・カリウムが反応して出来てるんですね。


・・・石けんはいつ頃出来た?・・・

紀元前3000年頃 いけにえの羊を焼いた時に羊の肉から落ちるアブラ
(お肉でもお魚でもアブラが乗っておいしいっていいますよね)が
燃やしていた火(木の灰)に落ちた後にたまたま反応してでき
「泡の出る何だかキレイになる土」として洗浄に使ったようです。
Sapoっていう名前の土地で出来たから石けんは Soap って呼ぶようになったとか。


・・・世界の有名な石けん・・・

マルセイユ石けん。フランスのマルセイユで12世紀頃から作られてます。
ここはヨーロッパの中でも位置的に真ん中あたりで商業貿易向きだったのと
石けんの原料になる「オリーブ油」とアルカリ剤として使っていた「海藻」が取れたから。
ちなみに海藻を燃やした後の灰をアルカリとして使っていました。
その後ヨーロッパでの繊維工業の発達から石けんの需要も増え地中海沿岸地方の
あちこちでオリーブ油が原料の石けんが作られました。14世紀頃からは
イギリスやドイツでも石けんの製造が始まり17世紀初頭からはアメリカでも作られました。
今でも「サボン・ド・マルセイユ」(マルセイユの石けん)は作られ売られています。
日本で戦後売られていたという「マルセル石けん」もこれを文字ったもの。


・・・鹸化 中和 塩析 ・・・

劇薬を使って石けんが出来るなら危ないのでは?と思うのはちょっと待って。
今まで普通に使ってきてる化粧石鹸(石油精製)だって同じように作られているのです。
石油精製品から出来ている分、ワタシのような素人には絶対に作れない物。

石けんにするために鹸化という反応をさせますが加熱かくはんすることにより
釜炊きという方法で石けんのタネが作られる方法と、油脂の脂肪酸を取り出した物を
直接アルカリ剤と反応させて中和させて石けんのタネを作る方法などがあります。
塩析というのは、釜炊きなどで石けんが作られる時出来た石けんのタネを
塩水(飽和食塩水)に入れる事によってちゃんと石けんになった物とグリセリンを含む
不純物を取り除く作業なのです。ちなみに石けんのタネは塩水に浮くそうで、不純物は
下に沈んでしまうらしい。この方法で未反応のアルカリ剤は除去されます。
石けんを作る途中で出来る「グリセリン」は天然の保湿剤として利用できるため
単体でも売れるんですね。(なんとダイナマイトも作れるらしい(笑))
ただグリセリンソープといって売られている物のほとんどが製造途中にグリセリンを加えて
作った物で反応の時に出来たグリセリンがそのまま自然に入ってるわけじゃないみたい。


・・・合成石鹸と合成洗剤・・・

ちょっとビックリしたのですが世界初の合成洗剤はドイツで1917年に
石炭を乾留した時に出来た「コールタール」をモトに化学反応させて作られた物でした。
でも別の理由は「食用に出来る油脂」の確保でもあったようです。
戦時中で食糧事情が厳しかったこともあって食べられる動植物の油脂は大事に
されたみたいです。お料理や揚げ物には必ず必要な物ですし、イタリアのおばさんの
書いた料理の本には戦時中は少しの量でもお腹一杯になって腹持ちもいいから
揚げ物をよく作って食べたっていう記述があったりしたのでなんとなく納得です。


・・・高級アルコール系?・・・

中性洗剤などの裏の「成分表示」見たことある人なら知ってるかも?
「高級」ってついてるから「高級」なんでしょ〜♪なんて思ってたら違ったみたい。
天然の高級アルコールというと「マッコウクジラ油」なんかもあるみたいなんですが
ヤシ油や牛脂を高圧下で水素と反応(還元)させて作られた物なのです。
現在ではほとんどが石油から化学合成させて作った物が使われているようです。
高級って書いてあっても石油化学製品だったりしたのね。。。
で、高級とされる定義は化学的に「成分中の炭素の量が多いとこう呼ばれる」んだそう。
低級アルコールとしてはメチルアルコールとかがあってこれは一応飲めるけど
高級アルコールは飲んだらどうなるか。。。とりあえずおいしい物じゃなさそう (~-~;;


・・・スプーン1杯とコップに半杯・・・

お店の洗剤コーナーの大半を占める粉状のコンパクト合成洗剤これはスプーン1杯
なのに粉石けんは小さなコップに半分くらいの量が必要なのは、粉石けんは
溶けにくいという性質(弱点)から中空といって中を空洞にした粒になるように
作っているからなのです。(一部中空状態じゃない粉石けんもあります)
じゃあ溶けにくいから落ちが悪いかというとそういうわけでもないのです。
合成のコンパクト洗剤はわざと中空部分をなくし圧縮した形に加工し溶けやすいように
溶解促進剤などを添加してあるのですが、コンパクトにするメリットは企業や家庭で
保管する場所(倉庫)が小さくて済むことと持ち運び(輸送)が楽になることかな?
でも合成界面活性剤なんかがたくさん入ってるから安全性は?かも。。。


・・・雑菌やバイキンもやっつける?・・・

O-157 の食中毒から手荒いや殺菌にすごく気をつけるようになった人多いハズ。
合成の石鹸の中には「逆性石鹸」と呼ばれる物もあります。これは純石けんとは
違うものでして、合成界面活性剤が成分のほとんどであったりしましてこれが、
ちょっと毒性のある物である可能性は否めないのです。
逆性石鹸を子供などが誤って食べてしまった場合亡くなるケースもあるようです。
子供がいる家だったら「もしも万が一」口に持っていってしまっても大きな事故に
結びつくような物は置いておきたくないなって思うのです。
ただ普通に手を洗う分には殺菌とか除菌ってそんなに必要ないかも。
何もかも全て菌を殺すんだったら人にとっても害になっちゃわないかな?


・・・蛍光増白剤?・・・

以前、日記の中で「踊るYシャツ」というのを書いたことがあります。
薄暗〜いお店(笑)で男の人の着てる白のYシャツだけが青白く光るのです。
もっともっと若い頃は「白い物って青く光るんだ〜ライトかな〜」(恥)
なんて思ってました。が、光ってない人がいたんです、その中に。
洗濯用の合成洗剤の成分表示を見てみましょう〜。蛍光増白剤添加の物がほとんど
なんじゃないかな?と思います。生成りなどは蛍光剤無添加の洗剤で洗うように
推奨されていたり「蛍光ムラ」になりますから直接衣類にかけないでとの注意書きも。
これは布を白く鮮やかに見せるために添加されているんですね。
目に見えない紫外線を吸収して目に見える青色の可視光線に変換してしまうので
元の白よりも明るさも色味も青み付けすることにより白く見せることができるのです。

アパレルメーカーの「ナイガイ」の衣料品の取扱い情報という所に「洗濯のコツ」
というページがあって蛍光増白剤入りの洗剤で洗った衣類の写真があってよく分かります。
http://www.naigai.co.jp/fc/carebook/970901_1.html


・・・食べ物と蛍光増白剤・・・


洗濯物を白くできるし合成洗剤に入ってるんだから問題ないんじゃな〜い?
と、つい思ってしまいがち(???)な蛍光増白剤ですが実は厳しく規制されてます。
薬事法では医療用ガーゼ、医療用脱脂綿、生理処理用品への使用を禁止され
食品衛生法では食品や直接食品に触れるもの紙コップや紙ナプキンへの使用を禁止
通産省からは、乳幼児繊維製品について蛍光剤は出来る限り過剰に使用しない
とナント昭和48年に通達が出されているのです。(調べててビックリした)
トイレットペーパーなどにも使われてません。ということは、目や口の回りを
拭くタオルや食器を拭くフキンもこれの入った洗剤で洗ったらマズイんじゃないかな?
怪我した時に患部に巻く包帯だって蛍光剤入り洗剤で洗ったらマズイかも。。。


・・・液体石けん・・・

石けんシャンプーや食器洗い、洗濯用の液体の物が液体石けんになります。
表示されてる純石けん分は20%前後なのですが、これは水に溶かしているから。
固形のカリ石けんなどでは自分で好きな濃度に水で溶かして使う固形の石けんシャンプー
なんかも売られてます。放っておいても割りと簡単に溶けちゃうらしいです。
ほとんどの液体石けんを作る際に使われるのが「苛性カリ」と呼ばれる物で、
手作りも含めて固形石けんを作る時に使う「苛性ソーダ」とは別の物になります。
ゼリー状のカリ石けんも薬局であれば手に入るようですが、それ自体を店頭などで
一般的に売られたりしているというのは、ワタシ自身は見かけていません。


・・・複合石けん・・・

洗浄剤を呼び分ける時に「石けん」や「合成洗剤」などと表記も使い分けますが
「複合石けん」と書いた商品を陳列棚で見かけたりします。
これも石けんだ〜♪と思ったら・・・違いました。
複合石けんは純石けん分70%以上、界面活性剤が30%以下の物。
(ただし台所用の場合は純石けん60%以上、界面活性剤40%以下の物と定義)
ちなみに合成洗剤というのは、石けん以外の界面活性剤が30%以上の物です。
(台所用合成洗剤の場合は界面活性剤40%以上の物と定義)
石けん製品と記載してあっても一部商品には「複合石けん」の商品も含まれたりしている
らしいので、買う時には裏面の「石けん以外の成分」についてもチェックしましょう。


・・・石けんの泡が口に入った!・・・

まっずーい!ピリっとした刺激があった!大変!!!と、慌てるのはお待ちください。
合成洗剤(シャンプーなど)だって口などに入れば比較的刺激がなくて大丈夫?でも、
どちらかというと合成洗剤の方が下手すると命にかかわるほどマズイのです。
例えば石けんが口に入ったとします。胃まで運ばれるとそこは胃酸で強酸性の世界。
胃酸と石けんが反応すると、塩と脂肪酸(油)に分解されてしまうんですね。
石けんの刺激ってとってもマズイので例えば痴呆などで味覚障害が出ている場合を
のぞけば大量に摂取(誤食)する心配もそれほどないと思いますが、とりあえず
水などを飲んで薄めて心配ならば病院に行きましょう。


・・・合成洗剤を飲んじゃった!!!・・・

・・・慌ててください。台所用合成洗剤にもシャンプーや掃除用合成洗剤にも
子供がシャボン玉遊びをしないようにという注意書きとともに、もしも製品を
誤飲してしまったという場合の断り書きが記載されています。
口にしてしまった際、中性洗剤などでは刺激もなく誤飲したことに気付かないことも
あるかもしれませんが大量に摂取した場合放置すると危険な状態になる可能性も。
ポンとお風呂場や台所に置いてある洗剤だって子供にとっては大変危険な物なのです。

誤飲に関しては下記のサイトに対処法が掲載されています。

とっくす2.2(外来小児科学ネットワークホームページ内)
http://city.hokkai.or.jp/%7Esatoshi/TOX/tox.html

市民のための中毒の知識(財団法人 日本中毒情報センターホームページ内)
http://apollo.m.ehime-u.ac.jp/poison/www/97/chisiki.html


・・・酸性 中性 アルカリ性・・・

石けんはアルカリ性だから肌や髪に悪いんじゃない?
酸性の洗剤だって酸は物を溶かすから危ないんじゃない?
やっぱり肌のphと同じくらいの弱酸性や中性が一番よね〜♪

と、思いがちなのですが・・・石けんに関しては残念ながら違います。
弱酸性や中性の洗浄剤や洗剤はたしかにあります。
が、phよりもその中に入っている合成界面活性剤がちょっとやっかいなのです。
合成界面活性剤、ん〜成分表示で長いカタカナが書いてあるような物
例えば「ポリオキシエチレンアルキルレーテル硫酸ナトリウム」などは
皮膚に浸透して肌の中のたんぱく質と結びついてしまい肌表面もそして肌表面から
体の中にも吸収されていき傷つけてしまうらしいのです。肌荒れしちゃうモトですね。
石けんで体や髪を洗ってお湯で洗い流せば肌表面には石けんカスが残ることは
あっても、肌から浸透することもなくいつまでもアルカリ性なんて心配はないみたい。
また皮膚から分泌される皮脂で一時的にアルカリ性に傾いた皮膚も自然に中和されます。

phで皮膚と同じくらいだから安全だとしても、成分中の合成界面活性剤が皮膚から浸透して
体内のたんぱく質と結びつき荒らしてしまうことに問題があるんだと思います。
温泉の成分でも弱アルカリ泉なんてのもありますしね (^-^)


・・・主婦湿疹?・・・

なーんで主婦湿疹と呼ぶかというと、主婦にその症状を多く持つ人がいるから、らしい。
結婚して家庭の主婦になって洗い物をするようになってから急に手荒れしちゃったりした人は
手荒れの原因は、ほぼ合成洗剤によるもの・・・らしいと見られているのです。
ワタシは台所用洗剤をやめて石けん(固形・液体)で食器を洗うようになってからササクレが
出来なくなってしまいました。で、久しぶりに高濃度コンパクト洗剤(もちろん合成)を使うと。。。
ササクレが5本の指に出来ていたんです。その洗剤を使う前に商品の後ろ側の表示を見ると
「水1リットルに 0.75ml溶かして使用する事」って書いてある。
その濃度の溶液の洗剤で食器を洗いましょうってことだったんですね、スポンジに1滴付けて
恐る恐る洗ってこの結果。当然「子供のシャボン玉遊びに使わない事」とも書いてある。
そういえばね〜男性でスーパーの鮮魚コーナーに勤めている人の手もひどかった・・・
やっぱりまな板や包丁を使った後は頻繁に洗ったりしますもんね。主婦だけじゃないのね。


・・・表示指定成分・・・

石けんでもいい香りがついている物には「香料」が添加されていてなんだか
いい香りがするワって物もあるのです。その近くに表示指定成分の記載がないですか?
この表示指定成分「体にいい物なのか?」と言ったら答えは「NO」なんです。
どうして表示しなくちゃいけないのかっていうと・・・接触障害など炎症を起こす
可能性などがあるために厚生省が薬事法で表示を義務付けているからなんですね。
食べ物では食品添加物が記載されてますよね、あれと同じような物かな?
定められているだけで「102品目」あるのですが、それ以外の添加物などについては
メーカー側に表示義務はありません。合成界面活性剤は2000種類以上あるらしいし。。。
だからこの表示指定成分は敏感肌の人ほど全く添加されていない物または極力少ない物を、
また安心できるメーカーの製品を選ぶといいかもしれないです。


・・・石けんカスって?・・・

カルシウム石けん。水の中のカルシウムと石けん分がくっついちゃうと出来ます。
金属石けんとも呼び「脂肪酸カルシウム」というのが本名のようです。
水に石けんを溶かすと白くなっちゃう、その白い物の正体がこれらしい。
純水に石けんを溶かすと白い石けん液(石けんカス)は出来ず透明な洗浄液になるとか。
まぁ、自然界に普通には純水というのは存在しないって言われてますよね。
石けんカスは微生物や家畜のエサにもなっちゃう物らしくって、ずーっと前に鶏卵業者が
「うちのニワトリにはカルシウムを配合飼料の中に入れて食べてるからタマゴは固い」と
自慢?してるインタビューを見たことがあったんですが、こういうワケだったのかぁ。


・・・硬水と軟水・・・

硬水は石けんが溶けにくく石けんカスが出来やすい。
軟水は石けんが溶けやすく石けんを快適に使える。
あちこちにコレは書かれていることなのですが地下水や井戸水と一部地域では硬水かも。
雨水などは軟水になるので河川などが水源になってるところでは石けんも溶けやすい。
硬水は成分中にミネラルが豊富に含まれている物でヨーロッパのミネラルウォーターにも
硬度の高い水があってダイエットに最適!と売られてるのを見たこともあります。
ただ冷やさないと飲みにくいということも聞きます。逆に軟水は癖のない水っていわれるかな?


・・・ハミガキなのに石けん?・・・

歯を磨くのに石けんハミガキで「石けん」を口に入れる?と実は最初はビックリしたワタシ。
はじめに使ってる普通一般に売られてるハミガキに入ってる成分を見てみましょう。
?????カタカナの羅列が多かったのです。何かな?これっていうのばかり。
でもね、体験して変だな〜って思ってたことはありました。「味が分からなくなる」ということ。
ハミガキ直後にお味噌汁作ったり特に柑橘類(ジュースなども)を食べたり飲んだりすると
変な味〜って思ったことのある人はワタシだけじゃないハズ。普通のハミガキの中には
合成界面活性剤が3%前後入っていて高級アルコール系の合成洗剤だったみたい。
味覚を感じるポイントが舌の上にはあって舌を見ると健康状態も分かったりするそうですが
これが駄目になっちゃえば味覚音痴になるかも (~-~;; 食いしん坊のワタシは即変えました。


・・・お洗濯とドライクリーニング・・・

絶対プロじゃないと洗えない物や生地、繊維によっては家で洗えない物や仕上げの難しい
おしゃれ着もあります。スーツなどドライクリーニングにお世話になる物もたくさんあるのですが
特に肌の弱い赤ちゃんや子供の衣類はちょっと考えてあげたいなって思います。
国民生活センターのクリーニングのトラブルではドライクリーニング溶剤が原因らしい皮膚の
接触障害のトラブルも報告されているようなので赤ちゃんが直接肌に着るような物は家で
石けんで洗える物を選んだ方がいいかな?

国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/
くらしの豆知識「クリーニングトラブル−こんな事故が」
http://www.kokusen.go.jp/mame/data/mame99_e09.html


・・・天ぷら鍋から火が!!!・・・

なーんと粉石けんが消火に一役かうらしい。
火の上がった鍋に粉石けんを入れると大量の泡が発生して結果その泡が火が燃えるのに
必要な酸素を遮断する役割を果たすので消火に結びつくんだとか。
でも、これは一生に一度もお試ししたくないデス。 (~-~;;

#危険をともなう可能性もありますので初期なら鍋に蓋をして酸素の通り道をふさぐ
#その他には一般家庭用の油火災用消火器を使いましょう
#石けんを入れることによって、一時的に火があがる可能性があるとのご指摘を戴きました

・・・石けんが合わない?・・・

純石けんでも原材料やその配合の割合の違いによって使い心地は変わります。
敏感肌やアレルギーがある人の場合は原料油脂そのものがアレルゲンの場合その油脂で
作られた石けんを使うと湿疹やかゆみなどの皮膚のトラブルが発生したりするようです。
一般に市販されている石けんは「牛脂、米ぬか油、ヤシ(ココナツ)油、パーム(アブラヤシ)油、
パーム核(アブラヤシの中心部分から採れる)油、オリーブ油、大豆油」などが主な物ですが
合わないという物があればその原料を使用しない(ブレンドしていない)石けん製品を買うといいかも。
また敏感肌の場合香りや色がなくて少し寂しくても一番初めに買ってみる時には
香料など一切無添加のモノを選ぶといいみたい。
香料やハーブも人によっては肌のトラブルを起こす可能性はあります。
シンプルな材料の物で合わない物が分かれば自分の肌に合わない物を今後買わないで
また荒らさないですむようになるんじゃないかな?


・・・コンパクト合成洗剤・・・

そういえば昔、母が買って使っていた洗濯用の洗剤って大きな箱に入ってたなぁ〜って
思い出しました。スプーン1杯になる前は洗剤の箱もたしかでっかかったハズ。
全自動洗濯機に洗濯物を放り込んで洗剤を上から適当に振り入れて・・・という方法で
洗濯する人って多いと思うのですが(特に1人暮らしの男性とか)溶け残りって洗剤にも
どうしてもあるんですよね。ウチの洗濯機よく見てみたら洗剤投入口に固まって残ってました。
この原因は洗剤の粒を中空状にせず圧縮して小さくしたためらしいのですが、
溶け残る分汚れ落ちは悪くなるのでその他の合成界面活性剤や見た目キレイになる
蛍光増白剤を余分に加えるようになって商品化できるようになったのだそうです。


・・・界面活性剤?・・・

石けんもある程度暮らしの中で偶然?に出来た「陰イオン系界面活性剤」ですが
皮膚への浸透力はほとんどなく、洗い流せば肌の表面に残留することはないようです。
逆に合成界面活性剤の中には陰イオン、陽イオン、両イオン、非イオン系があって
この性質を利用して洗剤などは作りわけられています。
ただこの合成界面活性剤は「なじむ」ということを目的に作られているため洗浄剤などでは
皮膚への浸透性も高く、侵入していった皮膚の中のたんぱく質と結合しやすいために
肌が荒れたりするモトになってしまうようです。


・・・ワタシの天敵・・・

ワタシは黒い空飛ぶ?生き物「ゴキ」が大の苦手です。
できればお会いしたくないし、叩いてやっつけるのさえも苦手。
でも、夜中にたま〜に水回りで鉢合わせしてしまうことも悲しいかな、あるんですね。
殺虫剤のスプレーとかは吸い込んでしまいそうで苦手で家にはないし、家族は寝てるし。
で、取り出しましたのが「合成洗剤」(じゃじゃ〜ん)これをかけると結構イチコロなのです。
台所用でもシャンプーなどでもなんでも構いません。洗剤が表面に膜を作ってしまうので
イチコロだと昔聞いたような気がするのですが。。。便利?だけどちょっと怖い。。。


・・・イオン系?・・・


陰・陽・両・非 と4種類あるイオン系の合成洗剤の主な利用方法。
(強弱を示す「強い」「弱い」は合成界面活性剤の中で比較した場合です)

陰イオン系・・・洗浄力、乳化力が強く、殺菌力は弱い
LAS(リニアアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)合成洗剤の主な成分、
AS(アルキル硫酸エステルナトリウム。高級アルコール系)洗濯・台所用洗剤・
シャンプー、ハミガキ、洗顔料、弱酸性洗剤など

陽イオン系・・・洗浄力は弱く、殺菌力、静電気防止作用があり、吸着力が強い
逆性石鹸、殺菌剤、柔軟剤、化粧品、リンスなど

両イオン系・・・洗浄力は弱く、殺菌力、毛の柔軟化作用、皮膜形成作用を持つ
柔軟剤、リンスインシャンプー、ボディシャンプー、リンス、台所用洗剤など

非イオン系・・・洗浄力は弱く、乳化力、起泡力が強い
POE−R(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)アミンオキシド、アミド系(窒素関連)など
もともとは他の界面活性剤に添加される形で利用されてきていたがこの頃増えてるらしい。
洗剤、台所用洗剤、工業用、化粧品、アミノ酸系洗浄剤、食品乳化剤、女性用避妊薬など

ちなみに石けんは「陰イオン系」に当てはまります。
上記のどのタイプの合成界面活性剤よりも洗浄力はおだやか。。。らしい。


・・・消毒が出来る?・・・

陽イオン系合成界面活性剤で「殺菌」の効果が期待できると言われている理由。
実はこのタイプ戦後に強力な殺菌剤としても利用されていたらしいのです。
これはどうしてかというと成分中に塩素系の合成界面活性剤が入っていたりするから。
塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム(長い (~-~;; )などの名前がソレです。
プールの水の消毒などに「地亜塩素酸ソーダ(ナトリウム)」などを使いますが仲間らしい。
で、この陽イオン系はリンスなどに使われていますが頭皮に炎症や湿疹を起こす
要因となる物質でもあるらしくって例えば髪についていたリンスの合成界面活性剤の成分が
顔や首、背中などの肌に触れた場合そこにもトラブルが起きる要因ともなりうるんですね。

で、この「塩化〜〜〜〜〜」という名前の物質。表示指定成分です。
簡単な目印は物質名のアタマに「塩化」という文字が記載されてることらしい。
敏感肌やトラブルで悩んでる人はこの成分が原因になってる可能性もあるようです。


・・・とっても清潔?・・・

茶渋やシミががついた時に使う漂白剤。そんなに毎日使う物じゃないですよね?
友達に子供が産まれて遊びに行くついでに電話をして買い物があるかどうか聞いたら
赤ちゃんの哺乳瓶用の消毒剤を買って来てくれないかと頼まれました。
裏を見たら地亜塩素酸〜〜と書いてあったと思うのですが、これって塩素系漂白剤?
たーしか昔、叔母がしてたのは煮沸だったなぁなんて思ったのですが、例えばワタシは
プラスチックのコップを毎回漂白して、それで飲み物飲んでおいしいのかなぁ?なんて
考えました。哺乳瓶の乳首ってゴム?だから塩素のニオイがしそうだなぁ。。。なんて。
洗濯にも使える「酸素系漂白剤」これも台所で使えるけど、お腹から生まれ出て来た時点で
赤ちゃんの雑菌との共生って始まってるように思うのですが、どうでしょう?
哺乳瓶の消毒方法として昔からやってる煮沸も悪くないんじゃないかな?


・・・食器と洗剤・・・

ワタシの住む香川県と瀬戸内海を隔ててお隣の岡山県の備前焼。
買いに行くと「目が茶色になる〜」というくらい(笑)シックなのですが微妙な色合いが
お花をいけても、お料理を盛りつけても主役を引き立ててくれるので大好きなのです。
ビアマグなんかは泡がキレイに立っておいしく飲めるっていうのでセットで買ったりして。
で、この備前焼「うわぐすり」をかけない素焼きなんですね。
よく汚れ防止のために料理を盛りつける前に一度水に濡らしましょうなんて言われてます。
食器を合成洗剤で洗った場合なんかはやっぱり洗剤が食器に残留するらしく、
なーんと素焼き、金属、プラスチック、磁器、ガラスの順で食器の内部や表面の傷の中に
残ってしまうものらしいのです。洗ってしまって、次に使う時にお料理を盛りつけたら
残留の洗剤が染み出る・・・ということは十分考えられるみたい。
たとえ薄い濃度とはいえ合成洗剤を食べちゃうって考えると石けんの方がいいかな?


・・・1日で分解?・・・

石けんはよく「分解が早く1日で完全に分解されます」というのを目にします。
これは油とアルカリを簡単に反応させた成分的に単純な構造だからみたい。
ワタシは勝手にルービックキューブをたくさん回してややこしくしたか、してないかみたいな
例えをして自分自身の中では理解?してます。たくさん化学反応させて色々な行程を経る
ということは、キューブをたくさん回すこととか。(ワタシの場合キューブをもとに戻せない・・・)
ちなみに石けんは分解されて最後は炭酸ガスと水になっちゃうらしい。
流れ出て行く時の石けんの溶液って白く濁ってるけど、途中で白い濁りの部分の
石けんカスは微生物などに食べられてしまうので大丈夫らしい。
とはいえ、使い過ぎれば泡ぶくぶくになっちゃうわけだから駄目みたいですが(笑)
#でも、ルービックキューブが流行った頃の世代ってバレバレですなぁ。。。(恥)


・・・ウールやおしゃれ着が洗えるの?・・・

とりあえずワタクシ、自分のウールのセーターと化繊の総レースのワンピースとボレロを
純度100パーセントって書いてある粉石けんで洗いました。仕上げには「リンス」をして。
結果大成功でした。固くてゴワっとしてて着心地の悪かった夏物のケミカルレースが
しなやか〜に柔らかくなるなんて想像もしてなかっただけに大感激。
ウールなんかは動物(羊)の毛だから人の髪の毛と一緒で酸性リンスをしてあげる方が
羊の毛のキューティクル?が閉じてしなやか〜になるらしい。同じ動物だもんと勝手に納得。
ただしこのお洗濯は万が一を考えて念の為「失敗しても泣かない衣類」で始めてみて下さい。
買う時にめちゃくちゃ張り込んだのよ〜という物は精神的に不向きです。
炭酸塩などの助剤入りの石けんは向かず、助剤入りでなければ液体石けんは大丈夫らしく
洗い〜すすぎの洗濯の行程の間、水温が急激に変わると縮むモトになります。
また物理的な刺激(もみ洗いや、こすり洗いなど)も衣類が縮むモトになるので要注意。
ゴシゴシやってしまえば中性洗剤で洗っても石けんで洗っても縮んでしまいます。


・・・炭酸塩?・・・

炭酸塩配合の粉石けんなどがあります。金属封鎖剤なんて表記を見たような気もします。
これは何かというと古代石けんのモト、木の灰として使われた「炭酸ソーダ(ナトリウム)」
と同じようなものです。ウールが縮むし良くないんじゃない?とちょっと悪者にされがち?な
炭酸塩ですが硬度の高い水道水でのお洗濯には活躍します。石けん水はアルカリ性ですが
石けんを硬水に溶かすと水の中のミネラル分(カルシウム、マグネシウム)などと結びついて
石けんカス(金属石けん)が出来てしまい、その上洗濯物から出る皮脂汚れが石けん水の中に
溶け出し、弱酸性の脂肪酸に変化してきます。洗濯水(つまり石けん溶液)はどんどん酸性に
近づいてきますが、そうなると今度は汚れを分解することが出来にくくなってきて、洗浄力が
落ちてきます。で、洗濯中(弱)アルカリ性を保つために炭酸塩を配合することによって
粉石けんの洗浄力の低下を防いでいるのです。石けんカスが出来て溶け残りは出るし
「困ったー」という場合は炭酸塩の配合割合の違う粉石けんを色々試してみるといいかも。
石けんカスの解消法として酢などの酸性リンスを洗濯の仕上げに使うといいみたいです。


・・・ぬるぬるするー!・・・

これも石けんをしばらく使ってる人が合成洗剤(界面活性剤入り)を使った時の感触を
言い表す時によく使う言葉です。今はワタシもこれがよーく分かります。
が、最初「洗剤っていうのはこういうモンだ」と思ってる時はヌルヌル感が当たり前なので
たぶん何の疑問もわかないんじゃないかと思います。(え?ワタシだけ?)
石けんの泡切れの良さを体感すると合成洗剤や洗浄料はすすいでもなかなか泡が消えず
妙に肌にヌルつきが残って気になるのです。これは合成界面活性剤が仲良くしよう?と肌に
ひっついて来てるからみたいです。これはシャンプーやリンスを使った時によく分かるみたい。


・・・石けんはキツイ?・・・

洗濯では「落ちないでしょー」と言われたりするのに、なぜか洗顔などの場合には
「石けんって強力に洗っちゃってキツイんでしょー」と全く逆のことを言われたりします。
何千円もする洗顔料や、ボディソープからいきなり1個100円からで大丈夫!なんて
言われても「でもねぇ・・・」って思うハズ。じゃあ、どうして今まで使ってた物が肌に悪いかと
いうと合成界面活性剤は純石けんよりも皮膚への浸透性も洗浄力も強力なため。
皮膚科医が雑誌に寄稿していた中に「患者さんの肌荒れの多くの要因が洗浄力の強い
合成界面活性剤が入った洗浄剤を使って多い人で日に2度3度と洗い、それによって損傷した
皮膚表面にバリアゾーン(天然の皮膚の保護膜)の代わりとしてクリームなどを塗るから」
というような内容がありました。食器洗いで体感してたけど石けんの方が穏やかだったんだ。。。
(パッチワーク通信社 「生活の絵本 リニューアル1号」平成11年12月26日発行 p65 より)


・・・石けんで髪が傷む?・・・

傷むのかどうかは別として普通のシャンプーなんかでも髪や頭皮の汚れを取るために
頭洗いますよね。その洗浄剤に何を使うかだと思うのです。
頭皮や髪の毛に石けんが染み込んだら傷みそう〜なんてワタシも思ったりしましたが (~-~;
合成界面活性剤のことを調べるうちに、ふと思ったことが。

普通のシャンプーの多くは陰イオン系合成界面活性剤。
そして普通のリンスの多くは陽イオン系合成界面活性剤。

これって何かと似てませんか?・・・お洗濯の洗剤と柔軟剤とおそろい。
非イオン系のアミノ酸系とか、両イオン系のリンスインシャンプーとかもありますが
ん〜〜〜男性、この頃は女性も髪が薄いことに悩む人の原因が皮膚への浸透性に優れた
この合成界面活性剤にもありそうな気がするワタシなのです。。。


・・・泡切れが良い?・・・

石けんの泡切れの良さを手っ取り早く感じることが出来るのは食器洗いかなぁ?
ヌルつきが残らず、お湯を使えば本当にあっという間に泡が消えてしまうのです。
おまけに食器に指をこすりつけるとキュキュっと音を立ててしっかり洗えて水切れもいいのです。
そういえばワタシ、お風呂で体洗い用に使うナイロンタワシに間違ってそれまで使ってた
普通の化粧石鹸(合成)の物を泡立ててしまい、あー!って思って急いで流してすすいだ
事があるのですが、同じように石けんの泡を洗い流す時の倍は時間がかかった気がします。
石けんシャンプーを使うようになってから髪が乾くのが速くなった気もするんですけど。。。


・・・おむつかぶれ?・・・

いきなりですが「生理用のナプキンでムレたりかゆみが出たりしませんか?」
赤ちゃんの紙おむつも同じような素材で出来てるみたいです。しかもお尻まるごと包み。
毎月のこととはいえ、夏なんかもう不快〜(涙)なんて思うけど体温の高い赤ちゃんも同じ。
時間的にゆとりがあれば症状が悪い間だけでも頑張って布おむつを使ってあげてもいいかも。
おむつの洗濯には粉石けんと漂白には酸素系漂白剤を使えばいいみたいです。
ワタシもこの頃まで知らなかったけれど布ナプキンっていうのもあります。なーんでそんな
面倒な古いことするの?って思う人の方が多いと思うのだけれど、こんなサイトがあります。

生理用品とダイオキシン−生理用品の真実−
http://ha5.seikyou.ne.jp/home/akahori/kankyou/sinnjitu.html


・・・リバウンド?・・・

東洋医学などでいう「好転反応」と同じような使われ方で、よく石けんシャンプーを始めた
ばかりの段階で出る不快症状などを指してこう呼んだりすることがあるようです。
石けんシャンプーでいえば髪の表面が「合成界面活性剤による膜(トリートメントなど)」が
なくなってしまい、痩せて細っていた髪の毛がハダカの状態でさらされて髪が健康を取り戻す
前のゴワゴワ状態や、弱っていた頭皮がはがれおちてフケが出たりという状態でしょうか?
これは食器などを洗っていても体験出来ることで、しばらくはそれまで使っていた洗剤中の
合成界面活性剤の働きで食器の表面が石けんで洗っていてもツルツルしてすべりやすく、
その膜が洗い流されるまでは滑って洗いにくい〜というような感じのことを言うようです。


・・・粉石けんは黄ばむしニオイがね・・・

年配の方によく言われるんです。なんでかなぁ?って思いつつ粉石けんを何種類か使ってみて
分かりました。油脂臭がするんですよね、たしかに。洗剤や柔軟剤に入っている爽やか系の
香料とはホントに全く違うアブラっぽいニオイ。このニオイや黄ばみの原因ですが洗濯中に
使われる水道水の中の「鉄分」なんだそう。この鉄が衣類に付着することによって黄ばみが
起こるのだけれど実は合成洗剤(LAS)の方が鉄分が生地に付着しやすいから洗剤には
蛍光増白剤が加えられているというワケなのです。衣類によっては製造段階から蛍光剤などを
添加して白い物をより白く作るようにしているので蛍光増白剤を含まない石けんや洗剤などで
洗濯を繰り返すと「黄ばんだ・・・」と思う原因になるそうなのです。粉石けんの洗濯での
黄ばみ解消法としては酢やクエン酸などのリンスをするとかなり有効のようです。
ニオイも鉄分が酸化して起こる酸化臭らしいのですがリンスすることによって防げるとか。
理屈はこうなんだけど、ワタシは理屈以前に体感して洗濯時のリンス病みつきになってます。


・・・これ1本なんて乱暴な?・・・

「シャンプー、洗顔、お風呂、食器洗い、洗濯、掃除」全て石けんが1つあれば事足ります。
なーんて乱暴な!って思うかもしれません。が、本当は可能みたいなんです。
髪は女の命、お肌は優しくいたわって、食器はキレイに、衣類はしっかり洗う・・・
髪はシャンプー、洗顔は顔用洗顔料、体はボディソープや石鹸、食器洗い用洗剤に、洗濯洗剤
こうやって色々と用途を分けて作られているのは、前に書いた各種イオン系洗剤だからかも?
物の表面に使って(掃除用等)それほど悪影響がなくても人間の肌に使うには問題のある
合成界面活性剤もたくさんあるでしょうし、皮膚に触れたり、目、鼻、口などの粘膜に入れば
炎症や中毒を起こす恐れのある物もあります。

が、石けんが成分の物であれば本当に顔も体も髪もそれ1つで洗える物もあります。
これを粉石けんや液体石けんで実践してらっしゃる方もいらっしゃるみたいです。
顔を洗う物でわざわざ洗濯する必要はありませんが、例えば顔には洗浄力がキツイかな?と
思ったら体洗いに使ってみたり、シャンプー代わりに使ってみたりということが可能です。
人にも環境にも石けんが優しいと言われたりするのは、この柔軟性のせいかも?


・・・安かろう悪かろう?・・・

お化粧をするようになってから化粧品にかかる費用というのが随分とかさむのをお財布で
実感して来た女性にとって「安い物=程度の悪い物」という印象を持ってる人が多いのも
また事実じゃないかなぁ?と思ってます。かくいうワタシも随分お金使いました(笑)
たしかに安い化粧品の中には「伸びが悪い」「発色が良くない」「ベタつく」「カサつく」などの
不満がたくさんあるんですよね。だからそれと同じで洗顔料などにかける費用も3〜5千円
というケースも全然珍しくないと思うんです。クレンジングと洗顔料2つで7千円〜1万円とか。

それがある時、友達に「石けんって突っ張らないし結構いいよ〜ん♪ちょっとオススメ」
なんてすすめて、「じゃあ買って使ってみようかしら?」なんて話になっても値段を聞かれて
「200円くらいのでいいかなぁ?それとも奮発して千円くらいのにする?」なんて言おうモノなら
「え。。。そんな安物使わない」といきなりケゲンな顔をされてしまったりします。そんなにいいって
言うけど純石けんって女性雑誌の広告でも見たことないし、マイナーだし、CMも見たことないし、
そんな安物今まで使ったことがない、変な安物使って肌荒れでもしたらどうしよう?
と、かなり不安になるようです。これは叔母にすすめた時にこういう風に言われました。(笑)

シャンプーだって高い物でも千円程度、固形石けんでシャンプー派の人は
浴用の1個100円程度の物を使ってる人もいて、きっと見た目「貧乏」っぽく映るんだと思う・・・
軽いアトピーの人で石けんを試そうかなって人は3個入りの石けんの値段を「1個いくら」だと
思っちゃったみたいだし。たしかに世の中には「安くてイマイチ」の物が存在すると思います。
でも、ちゃんとした純石けんなら安いからって不安にならずに買って大丈夫だと思います。
原料油脂や製法によって各社製品によって値段が違いますが試しに一度使ってみても
いいんじゃないかなぁ〜なんて思います。浮いたお金で他に好きな物買えちゃうし(笑)


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